BI ツールの課題を根本から解決する

BI ツールそのものに問題があることは滅多にありません。真の原因は、BI ツールに渡される「データの構造」にあります。レポートを運用するアナリストのための、症状別・ツール別解決ガイド。

ここに挙げられているすべての BI プラットフォームは、本来の得意分野において優れた性能を発揮します。Power BI は描画に優れ、Tableau は豊かなビジュアルストーリーを伝え、Looker は無駄のない SQL を DWH にプッシュし、Qlik は固定されたパスに縛られずモデル内を自由に探索できます。しかし、どのツールも「データ変換エンジン」として作られたわけではありません。

しかし現場では、日々の時間がそこに奪われています。午前 3 時に失敗する定期更新、200 行にも膨れ上がったメジャー式、誰も照合できなくなった複数バージョンの「アクティブ顧客の定義」。これらはどれも描画ツールの欠陥ではありません。ツールに届いたデータの「形」そのものが原因なのです。

このシリーズでは、1 つひとつの症状を取り上げ、アップストリーム(上流)で実際に何が起きているのかを解明し、DWH が直接活用できるモデルを BI ツールに渡すことで状況がどう劇的に変わるかを解説します。